2008年09月19日

拡張現実感を実現するARToolkitプログラミングテクニック

『拡張現実感を実現するARToolkitプログラミングテクニック』という本を買ってみました。

C言語は使えるけど ARToolKit や OpenGL は初めて、という人でも OK なように、基礎から書かれています。

ARToolkitプログラミングテクニック

目次は、ざっとこのような感じです。(ここでは細かい項目は省略)

第1章 イントロダクション
 1.1 ARアプリケーションとは
 1.2 ARToolkitのセットアップ
 1.3 ARアプリケーションを体感する
 1.4 ARToolkitのライセンス

第2章 ARToolkitのプログラム
 2.1 基本のプログラムを理解しよう
 2.2 カスタマイズしてみよう
 2.3 ARToolkitの座標系
 2.4 コンパイル・ビルドの方法

第3章 OpenGLの基礎
 3.1 OpenGLとは
 3.2 OpenGLの座標系
 3.3 オブジェクトの平行移動と回転
 3.4 3次元オブジェクトの描画方法
 3.5 照光処理
 3.6 テクスチャマッピング

第4章 マーカーの検出
 4.1 マーカー検出のアルゴリズム
 4.2 複数のマーカーを使用する
 4.3 複数のマーカーを使ったプログラム
 4.4 マルチマーカーの利用
 4.5 マルチマーカーを利用したプログラム

第5章 3次元データの利用
 5.1 3次元データを利用するためのヒント
 5.2 STLバイナリフォーマット
 5.3 DXFフォーマット
 5.4 MGFフォーマット

付録A リファレンス
 A.1 ARToolkit関数
 A.2 ARToolkit構造体
 A.3 OpenGL関数
 A.4 GLUT (OpenGL Utility Toolkit) 関数

各種サンプルソース (AR ライブラリを呼び出して制御する部分) を掲載しながら説明がなされています。3次元の基礎や OpenGL 関数のリファレンスも掲載されていますので、この一冊で十分 ARToolKit を応用できるでしょう。
「このマーカーを検出したら、それに対応するアクションを取る」というような、一風変わったサンプルなどもあり、ゲームに応用できそうですね。本来の現実感を高めるアイデアも欲しかったです。

ある程度 ARToolKit の造りや OpenGL を解っている人にとっては、物足りない内容に感じられるかも知れません。私の場合は、複数マーカー、マルチマーカーに関して貴重な情報が得られました。

あと、3次元データのフォーマットの説明だとかが、何か見覚えがあるなと思ったら、以前購入した C++ Builder6 コンポーネント活用ガイド&実践プログラミング Vol.8 〜OpenGLプログラミング編〜 という本と同じ著者さんでした。

付属の CD-ROM は、このような内容です。

サンプルソース#01〜#33
サンプルソースとプロジェクトファイルが、Visual C++ の各バージョン (6.0, 2003, 2005, 2008) 毎に収録されています。
コンパイル済みの実行ファイルはありません。

サンプルデータ
・シンプルな立方体の3次元データ
・表紙にあるような建物のテクスチャ
・マーカーパターンとPDFファイル
・カメラパラメータファイル

ARToolKit や GLUT などは収録されていませんので、別途入手する必要があります。

サンプルプログラムの一部に怪しい箇所があり、配列のインデックスが -1 でアクセスしていたり、フラグを降ろすタイミングが抜けていたりしますので、参考にする場合には良く見た方が良いでしょう。取り合えずは動くと思いますが。

あと、冒頭のカラーページに美味しそうなロールパンを出現させた写真が載っているのですが、そのデータは収録されていません。残念。

拡張現実感を実現するARToolkitプログラミングテクニック

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posted by foilskin at 23:35 | コメント (0) | 3D関連の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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