任意の文字列の QR パターンを Poser の小道具として生成するツールをリリースします!
FLASH (+ Python) ですので、Windows だけでなく Macintosh でも OK だと思います。
【使い方】(1) パラメータの入力FLASH 上で各種パラメータを入力します。パラメータの意味などについては後述します。
(2) 小道具の生成「生成」ボタンを押します。
(3) 小道具ファイル (.pp2) の作成下の方のテキストボックスに結果が出力されますので、これをコピー&ペーストしてファイルに落とします。
この時のファイル名は、拡張子が .pp2 であれば適当で構いません。格納ディレクトリも適当で構いません。
※パターンデータは将来の拡張用であり、現時点では使用しません。
・FLASH Player 7 以降をご使用の場合
まず「右記内容をクリップボードへ」ボタンを押します。このボタンを使用した場合、改行コードは LF として転送されます。
そして、適当なテキストエディタで新規ファイルにペースト後、改行コードはそのままに、文字コードだけ UTF-8 にして保存して下さい。Windows 付属のメモ帳ですと LF という文字が表示されますが、気にせず文字コードだけ UTF-8 にして保存して下さい。
・FLASH Player 7 よりも古い場合
クリップボードへ転送する機能が使えないため、手動でコピーする必要があります。「右記内容をクリップボードへ」ボタンは現れません。
テキストボックス上で、Windows なら右クリックで、Macintosh なら control +クリックでメニューを出して「すべて選択」してコピーします。そして、適当なテキストエディタで新規ファイルにペーストします。
手動のコピーでは、改行コードは CR+LF として転送されます。
保存する時、文字コードを UTF-8 に、改行コードを LF にして下さい。Windows 付属のメモ帳は、改行コードを選べませんが、特に問題は無いようです。
(4) 小道具ファイルの読み込みPoser のメニュー→ファイル(F)→読み込み(I)→フィギュア/小道具…(P)で読み込みます。
読み込むファイルを指定するダイアログボックスで、ファイルの種類の指定を「Poser 小道具ファイル (*.pp2;*.ppz)」に変更すると、先程作成した小道具ファイルが一覧表示に出るようになります。
(5) マテリアルの設定マテリアルは分けておりません。複雑な形状ですので、2Dテクスチャノードは使用せずに、3Dテクスチャノードなどをご使用下さい。
また、色などに制限がありますので、後述の QR に関する注意点は一度ご覧下さい。
(6) モーフの設定小道具作成時にモーフターゲットを INJ するように設定して置いた場合には、小道具のパラメータ/特性パレットにてモーフパラメータが現れます。モーフパラメータをアニメーションさせたりして変化をお楽しみ下さい。
独立して操作できるように2種類のモーフに分けてありますが、両方 INJ してあるならば変化を組み合わせることも可能です。
【パラメータの意味】・埋め込み文字列QR パターンに埋め込む文字列を入力します。
漢字コードはシフトJISを用いるものと規定されていますので、シフトJISで表せないハートマークなどは使用できません。
半角カナも使用可能で、半角アルファベットと同様に1文字分で済みます。
・形状セル (升目) の形状を指定します。
立方体のサイズは 1.0×1.0×1.0 です。
四角錐のサイズは、底面が 1.0×1.0 で、高さが 0.618 の黄金比のピラミッドです(笑)。
四角錐では、稜線をクッキリ出すために折り目角度 80→60 にしています。
・マスクパターンなるべく最初は自動選択を使用して下さい。パターンNo.0〜7 の中から最良のものが自動的に選択されます。
ですが、芸術的(?)な観点から、パターンNo.を指定することも可能です。
最良のもの以外を選択しますと、QR としての認識率が低下する場合があります。どの程度低下するかは文字列に依存しますが、通常の使用ではあまり変わらないかも知れません。
マスクパターンが関係するのは埋め込み文字列だけであり、形状やモーフINJのパラメータは関係しません。もし文字列を変えないのでしたら、最良のマスクパターンNo.が判明した2回目以降は、そのパターンNo.を指定した方が自動選択よりも少しだけ処理時間が短く済みます。
・モーフ INJ下記のモーフターゲットを仕込んだ状態で小道具を生成します。
・random_y: 各セルをY軸移動します。どの位置まで移動するかはランダムです。
・reverse_xz: 各セルのX座標、Z座標が反転となるように各セルを平行移動します。この値を 1.0 にしますと、(セルは回転しませんが) パターン全体を180度Y軸回転したのと同じ結果になります。0.5 にしますと中央に集結します。
これらは Poser 上で INJ される訳ではありません。
ランダムな位置を決めるのは FLASH であり、一度決定されて出力されたモーフターゲットは FLASH の決めた位置にしか移動しません。シャッフルし直すには、再度 FLASH にて小道具を生成し直して下さい。
モーフターゲットを仕込みますと、多少、ファイルサイズが大きくなりますので、使用予定のないモーフは INJ しない方が良いかも知れません。
【QR に関する注意点】・型番やモードなどサイズは3型、誤り訂正レベルM、8ビット幅のモードを使用しています。固定です。
・色なるべく前景 (小道具) は黒っぽい色、背景は白っぽい色にして下さい。コントラストが弱いと、認識率が低下します。
また、QR の仕様上は白黒反転していても良いとされていますが、機種によっては読み取れない場合があります。
・表裏反転QR の仕様上は表裏反転していても良いとされていますが、機種によっては読み取れない場合がありますので、反転しない方が良いでしょう。
・Quiet Zoneパターンの上下左右にある余白のことです。
背景と同じ色で、幅4セル (升目4つ分) 以上の余白を必ず確保して下さい。
【特記】・長さの単位Poser 上で用いられている単位と同じです。デフォルトであるフィートから変更すると、異なって見えるかも知れません。
・小道具の名称と内部名出力結果では「QR_1」固定にしておりますが、Poser では2個目、3個目と読み込む際に、自動的に連番に改名してくれます。
・polyQR という名称の読み方見たこと無いのですが、黒いのと白いのと二人のヒロインが登場するパロディゲームと一緒です(笑)。